工事費用を安くするために
内装解体にかかる費用をおさえるためのポイントを調べました。知っておきたい見積りの仕組みや、費用を節約するための分離発注について解説しています。
内装解体の費用が高くなる仕組み
内装解体の費用をおさえるためには、まず見積もりの仕組みを知っておく必要があります。
不動産管理会社などを経由して工事を依頼した場合、専属の会社からその下請けの専属解体業者へ落とされます。場合によってはさらに孫請けの解体業者へ、と何段階にも丸投げされる可能性があります。
結果として、各業者の手数料が何回も上乗せされた見積もりを受け取ることになってしまいます。
そうした不合理な見積もりを避けるために検討したいのが「分離発注」です。
分離発注で内装解体の費用はおさえられる
分離発注というのは、オフィスや店舗の内装の解体工事と新たな内装工事を同じ業者(不動産管理会社など)に発注せず、内装解体だけを専門の業者へ直接発注すること。
不要な業者を介さないことで工事の費用が大きく抑えられます。平均で約20%の費用の節約が可能とも言われています。「自分で解体業者を探してもいいですか?」と、不動産管理会社などに確認をとってみましょう。
分離発注にプラスして知っておくべき4つのポイント
分離発注の他にも、内装解体の費用について知っておきたいポイントがあります。
ポイント1 解体現場に駐車スペースがあると安くなる
駐車スペースがないと、解体工事の間の工事関連車両の駐車費用がかかります。
ポイント2 内装がシンプルなほど安くなる。
装飾品、作り付けの棚、間仕切りなどが少ないほど費用が安くなります。
ポイント3 坪/㎡当たりで見ると、大型物件になるほど安くなる
効率的に工事ができるので、結果的に坪/㎡あたりの単価が安くなります。
ポイント4 引き渡し日までに余裕があると、安くなる
日程に融通が利かせられることを取引材料として、工事業者と値引き交渉ができる可能性があります。